2017年10月12日木曜日

大和さんの4社除名について

都内のタクシー会社「国際自動車」「日本交通」および「帝都自動車交通」(以下「3社」とします!)が、
「東京四社営業委員会」のHP(http://tokyo-yonsha.gr.jp/)において、「大和自動車交通」を(東京四社から)除名!と発表したのが、今年の2月9日(木)。
「大和自動車交通」は、その通知を受領したことをHP(http://www.daiwaj.com/news/2017/170209.pdf)で発表。

その背景は...
東京四社委員会の趣旨に反して、
大和さんと東京無線さんの業務提携が決定されたことと言われていました。

「四社カラー」ってご存知ですか?
http://risoh4taxi.blogspot.jp/2017/10/blog-post_65.html
の記事でもふれたとおり...
「東京四社営業委員会」とは、東京特定指定地域(特別区、武蔵野市及び三鷹市)を営業区域とするタクシー会社大手4社によって構成される組織。
構成しているのは以下の4社で、「東京四社」「(東京)大手四社」などとも呼ばれているもの。

1.和自動車交通
2.日本交通
3.都自動車交通
4.際自動車
四社の頭文字である「」「日本」「」「」をつなげると「大日本帝国」となることは、業界関係者では結構・知られており、マツコの知らない世界でも紹介され、今は一般の方々にも広まって来ています。

委員会は各社が営業上の相互利益を得るために組織されたもので、共通(タクシー)チケットの発行・取り扱いなどが行われており、車両に関しても「四社カラー」と呼ばれるレモンイエローに赤帯、球型行灯といった統一仕様になっています。

さて、
ここで...ちょっと「(タクシー)チケット」について補足しておきます。

「(タクシー)チケット」とは、現金などでのやりとりをせず、精算できる小切手のようなもの。
降車時に金額、乗車区間、使用者名などを記入して運転手(さん)に渡すだけで精算ができます。
従業員に対してチケットを配布し、深夜勤務などの通勤にタクシーを使用させるケースや、取引相手等との会食後・チケットを渡して、タクシーを利用してお帰りいただくといった「接待」のツールとしても活用されています。

チケットは「発行元のタクシー会社でしか使用できない」といった基本的な制約があり...
※JCBなどのカード会社系が発行しているほぼ全社で使用可能なチケットもありますが...。
そのため(基本的には)、タクシー会社が顧客を独占するためのものとしてチケットを発行した(している)という経緯があります。
出典:掲載写真 東京四社営業委員会/ 東京四社タクシーチケット
http://tokyo-yonsha.gr.jp/service/taxiticket/

さて、大和さんの4社除名に関する話に戻りますが...
3社は、『お客さまにご迷惑をおかけしないことを第一と考え、四社共通タクシーチケット、クーポン、プリペイドカードなどにつきましては当面の間、大和さんの車両においてもご利用いただけるようにいたします。』
として...
『除名に伴う移行措置につきましては、一定の期間を置き、適時適切にお客さまにお知らせしながら進めて参る所存です。』
とも付け加えていました。

大和さんにとっては、「除名」と(も)なれば...
四社共通タクシーチケットを使ってのご乗車が期待できなくなる?といった乗務員さんからの動揺や、
四社ブランドを利用して進めて来たフランチャイズ化というビジネスモデルへの影響?などが懸念されていた次第。

↓↓↓しかしながら...急転直下!?

先々月...「東京四社営業委員会」のHP、
および「大和自動車交通」の以下アドレス(PDF)
http://www.daiwaj.com/news/2017/170809.pdf
で「和解」した旨が発表されました。

上記アドレス(和解の内容)を見る限りでは...
「大和自動車交通」と「東京無線」グループの
「スマートフォン向けタクシー配車アプリケーションの運営業務の統合」については、
“お好きにどうぞ!”といった感じ。
「3社」がいちばん嫌がっていたのは、やはり...
四社共通(タクシー)チケットが「東京無線」グループへ流出してしまう懸念だったことがうかがえます。
和解の内容(詳細)については、
ご興味ある方は上記アドレス(PDF)をご参照いただければと思いますが...
その中に(気になったこととして)、
当社(大和自動車交通)は、平成32年3月末日までの間、東京無線協同組合との間において、
車色の統一又は屋外灯の統一を伴わない①タクシーチケット業務及び③タクシー無線配車業務の統合等を行わない。
といった内容がありました。
平成32年4月以降はどうなるの?
といった疑念が残る和解の内容ではありますが...
利用者、そしてそれぞれの運転手(さん)のことを配慮した「和解」であることを願うばかりです。

0 件のコメント:

コメントを投稿